イベント概要
イベント名:生物多様性の日イベント:繋ぐ2026 “わたしの一歩”を見つけよう
日時:2026年5月23日(土) 13:00~16:00(15:00〜16:00は希望者交流会)
主催:一般社団法人NatureLit Japan(NLJ)、一般社団法人Change Our Next Decade
形式:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)およびオンライン(Zoom)
内容:国際生物多様性の日(5/22)を記念して開催しました。このイベントは、生物多様性についての理解を深めるとともに、実際に活動を実施されている様々な方々からお話を聞くことで、明日から具体的にどのような行動を起こせるか、そのヒントを持ち帰っていただくことを目的としました。また、環境問題に対して興味がある、または行動を起こしたいという方々が、同じような志を持つ仲間と交流を深める機会としても活用していただきました。
関連ページ:生物多様性の日イベント:繋ぐ2026 “わたしの一歩”を見つけよう

当日のプログラム
登壇者による発表
はじめに、吉田様(環境省自然環境局自然環境計画課地域ネイチャーポジティブ推進室)より、30by30目標の達成に向けた取組についての発表がありました。発表では、生物多様性条約COP15で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」や、日本の「生物多様性国家戦略2023-2030」など、国内外における生物多様性保全の動向について紹介がありました。また、2030年までに陸と海の30%以上を保全することを目指す「30by30目標」について、その背景や具体的な施策について説明がありました。特に、保護地域以外で生物多様性保全に資する地域を認定する「自然共生サイト」制度やOECMの考え方、企業・自治体・NPO等による多様な取組事例などが紹介されました。

続いて、葉山様(日本野鳥の会)から、絶滅危惧種サシバの保全に関する発表がありました。サシバの生態や減少要因、里山との関わりや、サシバの渡りルート全容解明プロジェクトについての説明がありました。さらに、フィリピンや台湾、日本各地の自治体等と連携した「サシバサミット」や、サシバを通じた地域間交流の事例についても共有があり、科学的な調査と地域連携を組み合わせながら、サシバの保全と里山環境の維持につなげていく重要性が示されました。

最後に、多計さん(一般社団法人Change Our Next Decade(以下、COND))から、団体紹介がありました。生物多様性に取り組むユース団体として、イベントやSNSでの情報発信、国際会議へのメンバー派遣など、活発な活動を実施しているとのことでした。加えて、CONDが開発した鰭脚類と共生を考える教材「カンキョウストーリー 私たちの選択」についての発表がありました。開発した教材を用いて、ゲームを通じて都市の暮らしが海洋環境の変化につながっていることや鰭脚類との共生を意識してもらうことなどを目的に、1回25分程度のワークショップも継続的に実施しているとのことでした。

ワークショップ
矢動丸(一般社団法人NatureLit Japan(以下、NLJ))が進行し、1時間程度のワークショップを実施しました。今回のワークショップでは、参加者同士の交流やアイディアをシェアすること、生物多様性の日にちなみ、「昆明モントリオール生物多様性枠組」について知ることの2つを主な目的として実施しました。ワークショップは、NLJが作成したオリジナルのワークシートを用いて、①講座の振り返り、②自分の現在地の確認、③昆明モントリオール生物多様性枠組の内容を知る、④自分のアイディアを他の参加者とシェアする、⑤最後に明日実施することを宣言する、の5つの段階から構成しました。参加者の方からは、「行動まで書けたのがよかった」「一歩のハードルを自分で決めることができた」、「自分の考えを共有し、共感してもらえるとできそうだなという気持ちになりました!」などのお声をいただきました。

おわりに
今回、CONDと協働して、昨年に引き続き2回目となる生物多様性の日を記念したイベントを実施しました。昨年は行動の選択肢を提示して、その中から自分のできることを具体的に考えてもらうワークショップを実施しましたが、今年は実際に活動している人の発表事例や、参加者同士のアイディアのシェアを踏まえて、自分にできそうなことを考えてみる交流に重きを置いたイベントとしました。
参加者の方の事後アンケートの結果から、「実際に行動を起こしてる方が沢山いらっしゃって、とても刺激になりました。」「参加者とのシェアを通して様々な考え方に触れることができ、大変有意義であった。」「昆明モントリオール生物多様性枠組の内容に触れるきっかけになりました」「様々な人と交流でき、新しい情報も入手することができ楽しかったです。」「オンラインでの参加も選択させていただけたのが嬉しかったです。ありがとうございました!」等のお声をいただきました。一方で、「質疑応答の時間が欲しかった」「自分のアクションのアイデアを得る機会がもう少しあればありがたいなと思いました。」などのお声もいただきました。
今回のイベントの内容やいただいたご意見を参考に、今後も、「一歩を踏み出す」ための方策や場づくりを継続していきたいと考えています。
いただいたご寄付について
今回のイベントでは、ご寄付付きのチケットも用意し、5名の方から合計5500円のご寄付をいただきました。
いただいたご寄付は、イベント運営に関わる費用(登壇者への謝金や交通費及びオンライン配信用Zoomの費用等)の一部として活用させていただきました。
ご寄付をお寄せいただいたみなさま、誠にありがとうございました。
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